FC2ブログ

11月の記憶

田園都市線のホームには木漏れ日が差し込んでいた。
黄色く色付いた銀杏の木がザワザワと揺れる。


駅の時計は午前11時を回ろうとしていた。その時にふと思った事…
誰かを愛しいと胸に秘めていた私の一瞬の願いだった。

いつの日か、その人と11月の銀杏並木を歩けたら…。叶わぬ夢だけど……隣に寄り添う事が出来たら…。その代わり、宝くじは一生当たらなくても良いです。


あの日の何でもないホームの情景は忘れられない。


時間の歪みというものがあってもう一人の自分はあのまま我慢に我慢を重ねて虚しく生きているのかも知れない。……あるいは魔法でもかけてしまったのか…
マハリクマハリタヤンバラヤン…
それからは運命の歯車みたいなものが廻り出し、偶然がいくつも、いくつも重なっていった。


今、自分は寄り添いたいと願った人と残りの人生を歩んでいる。
あれから11月は何度も何度も巡っていったけれど…やっぱり宝くじは当たらない。
そうか…。
くじ運と引き換えに得たものがあの爺さんだったのか…。
しまった…。
スポンサーサイト



1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -
10 12
プロフィール

mako

Author:mako
その昔、木馬館というCafeをやっていました。

天然石ビーズのお店でジュエリースクール講師を務めてからその後独立。日夜「大人の女性の為のアクセサリー作り」を考えて暮らしてます。
家族は宇宙人の哲爺。

「ねむの木のテラスから」こちらはアクセサリー発信のお教室ブログです。
どうぞ遊びにいらしてくださいね。

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
RSSフィード
リンク