木馬館 便り
木馬館・・・1979年~1993年に実在した住宅街のCafe・・ 今は仮想Cafeとなった木馬館から日々の暮らしをお便りします。
1月のレッスン
- Posted at 2012.11.30
- lアクセサリー
もう一つのブログ「ねむの木のテラスから」に1月のレッスンの御案内を掲載しました。
1月のレッスンは私が独立した2月からの作品の中から、キットのご用意が出来るものだけです。
アクセサリー作りをした事が無い方にもぜひ新しくチャレンジして頂きたいと思います。
初めてさんも、私が独立してからまだお申し込みされていない方にも是非、御参加いただきたいなあ…と思います。
お申し込み方法がわからないかたは「ねむの木のテラス」のプロフィールにあるアドレスにお名前と携帯のアドレスをお知らせ下さい。
追って御連絡致します。
なお、お申し込みは12月8日土曜日の21時1分前からメールにて受け付け開始です。
ご登録済みの皆様には近日中に詳細をお知らせします。
どうぞ宜しくお願い致します。
ここをクリックして見て下さいね。
[ねむの木のテラスから」
1月のレッスンは私が独立した2月からの作品の中から、キットのご用意が出来るものだけです。
アクセサリー作りをした事が無い方にもぜひ新しくチャレンジして頂きたいと思います。
初めてさんも、私が独立してからまだお申し込みされていない方にも是非、御参加いただきたいなあ…と思います。
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[ねむの木のテラスから」
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おフランス土産
- Posted at 2012.11.27
- l旅日記

わざわざフランスの田舎から抱えてきた箱。
キットを入れます。
Elikoの家で使わせてもらってとても気に入ったボディソープ。
植物の種子とか由来成分入りで香りが良かった。
案外重くなるので1種類づつ少しだけ。日本には流通してないと思うので貴重品。

マーケットでこのパッケージに一目惚れ。
右端がElikoがウサギ肉をマリネする時に使っていたプロバンスハーブ。
ツナトーストに掛けて焼いてもきっと美味しい。

パリにはまだ行ってないけど・・・・エッフェル塔のマカロニやキャラメル。

デッカイ箱を抱えながらもせめて孫にと、かろうじてフインランドで買ったムーミンのビスケット。

カルディコーヒーファームとか成城石井にあったら暴れてやる!!!!
・・・って一生懸命セレクトしても結局、自分の分は何も残らないものです。
プロバンスハーブだけは1本キープです。
オマケのちょい北欧
- Posted at 2012.11.27
- l旅日記

深夜にパリを発った成田行きの飛行機はエンジントラブルにより約一時間も経ってから再びパリに舞い戻った。
家に帰れないと言うまさかのアクシデント。

パリの観光ツアー客の団体とJALの用意したホテルまで、深夜の民族大移動となった。
あのデッカイスーツケースをガラガラ引きながら手土産も半端じゃない。
なぜなら私はフランスのマーケットでアクリルの大きいケースを気に入ってしまいそれを2個も抱えていた。
こんな思いをして持ち帰って日本のフランフラン辺りで売ってたら暴れてしまうかも知れない。
シャルルドゴール空港の端から端までの大移動並みだった。
「恵比寿ホテル?」と耳にしてホテルまで歩いて行った。

「イビスホテル・・・・」

ああ・・・またもや友人とダブルベットっすかぁ!!!!
フランスからずっとこの合宿生活が続いています。もうこの人には隠すべきモノが何もない。(笑)
こうして私達は翌日、先発便のフィンランド経由の飛行機に乗り、思いもかけずに北欧のオマケを体験する。
思いもかけないと言えばこのお店。
シャルルドゴール空港を出発する直前に見かけた鞄とアクセサリーの「セシルジャンヌ」

ブランドものや情報には無頓着な私が、本能で引き寄せられたお店。
パリに本店、リヨンにもあると帰国してから知りました。
搭乗直前に自分へのお土産。
ギリギリセーフ!
上空から見る北欧の風景は針葉樹と湖が雪化粧です。
街が積み木の家の様に可愛い。
ヘルシンキに降りた私達は成田行きに搭乗するまでしばしショップ巡り。
ここはサンタとトナカイとムーミンの国。

と夢心地で見ると・・・トナカイの缶詰にトナカイのジャーキー。
何だかなー・・・・
フランスからの箱を抱えて、もうお土産は買える状況ではない。
するとまたなぜか本能が引き寄せられる。
わ!わ!わ!この植物モチーフはなんだ!



このブランドは北欧では有名らしく「雪の花」と言うシリーズ。
日本のふきのとうみたいなものかも・・・・・
ここで人生初の一人、ワインオーダーをチャレンジ。

オリーブをつまんで赤ワインを飲みながら北欧の雰囲気を感じていました。
フランス家庭料理
- Posted at 2012.11.27
- l旅日記

ある日の「ガレット」ランチ
ここに御紹介するのは滞在中にElikoが作ってくれた家庭料理の一部です。
私達が到着した日は、空港までのお迎えで遅いランチだったので夜は軽めの御飯に。
テーブルクロスには人数分のマットとお皿をセッティング。
前菜の一皿は例えばチップスみたいなものでも良いので皆で軽くつまみながら乾杯!
Guiのパパが作っているシードル(林檎の発泡酒)がとても美味しい。凄い幸せ


サラダと、とびきり美味しいハム

赤いのは村でとれた野菜(赤カブの種類)を調理したもの。
ドレッシングがとても美味しいので作り方を聞く。

サラダは食べる直前に塩コショーしてドレッシングと合える。
仕上げに炒ったクルミをまぶしてもOK
デザートは必ず2種類
その1はチーズの盛り合わせ

各自が食べたいチーズを切って食べる。
パンを追加したい人は焼く。
チーズってワインのつまみじゃないんだ・・・・デザートなのか・・・・。
日本でこの盛り合わせ、いくらになる???
「これが山羊のチーズでこっちは牛のチーズで・・・これは・・・」どれも味わい深くて美味しい


デザートその2は果物だったり手作りのスイーツだったりです。
フランス人はとにかく甘いもの好き。
スイーツの無い生活は考えられないようです。

リヨン空港で見たケーキのショーウインドー。マカロンがコンビニのおむすび大!!!!
ケーキもデカっ!!!
Elikoが焼いてくれたタルトタタン

なんじゃ!この新兵器は????
ホイップクリームのスプレー。
コクのあるかなり美味しいホイップクリームです。

お好みでこれをブシュッ。(常備出来るのが便利!)

マーケットで調達した食材

鶏のもも肉の様に、フツーにウサギ肉のパック!

ここで2006年11月25日に掲載した、皮を剥かれたウサギの場面が脳裏に浮かぶ。
(う・う・う・ウサギ・・・・)結構トラウマです。
で、こんな美味しそうなお料理に


言われなければフツーのチキンです。メッチャ美味しい

ここで作り方(実は仕上げの時に見ていないので、下ごしらえしか分かっていない)

マリネ液(オリーブオイル・ガーリックパウダー・塩コショー・ローズマリー・プロバンスハーブ・バルサミコ・月桂樹の葉・白ワイン・はちみつ少々)
オリーブオイルで焦げ目をつけてソテー。
ここに人参やプルーン?プラム?きっとワインやら何やら入れて煮込んでいたような???
この日は農業ヘルパーに来てくれるタオ君も急遽、参加のランチに。


付け合わせのポテトは皆で収穫したあのジャガイモです。




土間にはいっぱいカボチャが積んであってこれもElikoは美味しいポタージュスープにしました。



食べる。
食べる為に野菜を作り、家畜を育てる。
家族と一緒に生きる、その為に労働する。





冷凍保存していた、とっておきの牛肉はここで大事に育てられた牛ちゃんです。。

夏に収穫したインゲンも解凍して付け合わせに。

この日のランチはガレット。そば粉のクレープです。

以前記載した「マーケット」に連れて行ってもらう日だったので、皆で揃って食べるランチに間に合わせる為に、Elikoは前日からガレットの生地作り。
メイン用はそば粉で作り、フランス人に必要不可欠デザート用にはバニラの香りのクレープ生地も焼いていました。
車を運転してママとその友達(わし)の為にマーケット案内をして、「このハーブは何が入ってるの?読んで!」と言われればあれこれ全部訳してあげなきゃならない。

身体も使って、頭も使い、昼までには御帰還を目指してバタバタと移動。
こうして帰宅していよいよガレット作りの仕上げです。


チーズが濃厚にトロトロに溶けて絶品!
サラダのドレッシングも絶妙!
自分はちゃっかりシャンパンなんか頂いて・・・・この幸せは何だ・・・・
そもそもスパークリングワインしか飲んだ事が無かったよ。
シャンパーニュ地方のホンモノのシャンパンに夢心地


デザートその1が出てきた。

その2はクレープ。
スプレッドタイプのチョコレートやピーナツバターを包んでホイップクリームをブシュッ!

日本の冬の定番と言えば「鍋」または「おでん」
フランスでは「ラクレット」だそうです。
「ラクレット????」
ティファールの秘密兵器が登場。????????

このチーズを小さなヘラに乗せて電熱器の中へ。
トロトロに溶けた熱々のチーズをサラミやハム、野菜に乗せて食べるのです。


濃厚なチーズとジャガイモ・・・最高!

ワインは美味しいし・・・・オバサンはもう日本に帰りたくない。

滞在中は友人が持参した日本の食材でママ達もそれなりに腕をふるい、御飯を炊いてひじき御飯にしたり、きんぴらや鰻、春巻きなども食卓に登場しました。
Guiが美味しそうに納豆御飯を食べていたのが不思議な光景。
ずいぶん前にママから譲り受けたカスピ海ヨーグルトも毎日、絶えることなく継ぎ足し、発酵させて必ず朝食に登場していました。ARMIX村で収穫された果実のジャムとヨーグルト、とても美味しい。

Elikoが絵付けしたこのバターケースも可愛かったな。

毎日とても美味しいお料理をありがとうございました。
若い貴女が大地にしっかりと足をつけて生きている姿がとても頼もしく素敵でした。
真面目で子煩悩な農業男子の素敵な旦那さまと可愛いマエル。
いつまでも末長くお幸せに。
またいつの日かお会い出来る事を願って・・・・・

恵比寿ガーデンプレイスで選んだトレーナー。似合ってるね


フランスに行って・・・
- Posted at 2012.11.26
- l旅日記
私の初めてのフランス滞在日記も、そろそろ終わりを迎えています。
21歳で「木馬館」をOPENしてから約15年間、お店の運営と結婚・子育てと毎日が全力疾走でした。


バブルの時代は友達みんなが優雅な独身貴族で、様々な海外旅行の話を聞かせてもらいながらもそれは自分には決して叶わぬ、遠い遠い夢の彼方の事でした。
両親が田舎暮らしの道を選んで山形に移住する為に「木馬館」は閉店。
やっと私は私の家庭や人生を大事に出来るかと思えたけれど・・・・・・
そこからの私は大きく回り道をしたり、時には崖から転落したり、乗った列車が長い長いトンネルに入ったきり出て来れなくなったりと本当に色々な事がありました。
気が付けば50代も半ば・・・成り行きとは言え、現在は別の形で「木馬館」を立ち上げました。
今も私は全力疾走を続けています。
そんな中でチャンスは突然に訪れて・・・・・
10代の頃からあんなに憧れていたフランスに行く事が出来ました。
友人のお誘いと、娘さんのEliko夫妻が温かく迎えてくれたおかげです。
私には人生の初めての休暇でした。
何もかもが新鮮で、興味深く、まるで子供の様な目線で物事を見て来ました。
そうしてこれからの残りの人生に少なからずとも影響を与えた旅となりました。
「自分の生活、自分の人生が大事」
「全ては自己責任」
やっと心から安らげる場所を見つけたはずなのに・・・・・
私はそこを一番後回しにしてきました。
哲爺と後何回、土曜日を過ごせるのだろうか?
後、何回一緒に御飯を食べれるのだろう。
「その時」がやって来て私は果てしない後悔をするのだろうか。
忙しいからとゾンザイに晩御飯をその場しのぎの様に作ってきた。
疲れてもう無理!と言って駅のサイゼリヤでお腹を満たす事が増えていた。
スーパーで並ぶドレッシングを買ったり、少しでも楽が出来るような調味料を用意したり・・・・
Elikoの家庭料理を囲んで、食の原点を強く感じてきました。
家族と食べる為に畑を耕し、1食、1食の為に効率良く、手料理をする姿。
ドレッシングはいつも手作りだった。
そして家族揃って、御飯を食べるその事をとても大切に・・・・・
最後にお届けしたいのはそんなElikoのフランス家庭料理とARMIX村の風景です。
誰かが来るから特別にお金をかけるおもてなしをするのではない。
今日収穫した野菜をいつものように料理して皆で分けて食べる。
大切なのは家族みんなで食卓を囲んで語りながら食べる幸せ。
そんな一場面を御紹介して締めくくりたいと思います。
21歳で「木馬館」をOPENしてから約15年間、お店の運営と結婚・子育てと毎日が全力疾走でした。




バブルの時代は友達みんなが優雅な独身貴族で、様々な海外旅行の話を聞かせてもらいながらもそれは自分には決して叶わぬ、遠い遠い夢の彼方の事でした。
両親が田舎暮らしの道を選んで山形に移住する為に「木馬館」は閉店。
やっと私は私の家庭や人生を大事に出来るかと思えたけれど・・・・・・
そこからの私は大きく回り道をしたり、時には崖から転落したり、乗った列車が長い長いトンネルに入ったきり出て来れなくなったりと本当に色々な事がありました。
気が付けば50代も半ば・・・成り行きとは言え、現在は別の形で「木馬館」を立ち上げました。
今も私は全力疾走を続けています。
そんな中でチャンスは突然に訪れて・・・・・
10代の頃からあんなに憧れていたフランスに行く事が出来ました。
友人のお誘いと、娘さんのEliko夫妻が温かく迎えてくれたおかげです。
私には人生の初めての休暇でした。
何もかもが新鮮で、興味深く、まるで子供の様な目線で物事を見て来ました。
そうしてこれからの残りの人生に少なからずとも影響を与えた旅となりました。
「自分の生活、自分の人生が大事」
「全ては自己責任」
やっと心から安らげる場所を見つけたはずなのに・・・・・
私はそこを一番後回しにしてきました。
哲爺と後何回、土曜日を過ごせるのだろうか?
後、何回一緒に御飯を食べれるのだろう。
「その時」がやって来て私は果てしない後悔をするのだろうか。
忙しいからとゾンザイに晩御飯をその場しのぎの様に作ってきた。
疲れてもう無理!と言って駅のサイゼリヤでお腹を満たす事が増えていた。
スーパーで並ぶドレッシングを買ったり、少しでも楽が出来るような調味料を用意したり・・・・
Elikoの家庭料理を囲んで、食の原点を強く感じてきました。
家族と食べる為に畑を耕し、1食、1食の為に効率良く、手料理をする姿。
ドレッシングはいつも手作りだった。
そして家族揃って、御飯を食べるその事をとても大切に・・・・・
最後にお届けしたいのはそんなElikoのフランス家庭料理とARMIX村の風景です。
誰かが来るから特別にお金をかけるおもてなしをするのではない。
今日収穫した野菜をいつものように料理して皆で分けて食べる。
大切なのは家族みんなで食卓を囲んで語りながら食べる幸せ。
そんな一場面を御紹介して締めくくりたいと思います。
朝ヨガとレダ
- Posted at 2012.11.23
- l旅日記

ARMIX村に朝がやって来た。

友人と珈琲を飲んでから、山の見える草原に朝ヨガをしに行く。
マットを小脇にレダを連れて・・・・

レダは優秀な、元牧羊犬。
引退した今はこうして誰かに遊んでもらいたくて仕方がない。

フリスビーを草原に投げると凄い速さで走ってキャッチする。
タッタッタッタッタッ「ぐわ~チョー楽しい!!」とレダは戻って来る。
こっちはもうヘロヘロだ。「早く!早く!投げてよ!!!」とレダ。
今度はすぐに戻って来れない様に・・・え~いとフリスビーを遠くに投げる。
とんでもない速さで走るレダ。
「はいよ!フリスビー!」とすぐさま渡しに来る。
こっちがシカトするとヨダレでベチャベチャのフリスビーをぐいぐい押しつけてくるのだ。

時には歩調を合わせ、時にはちゃんと待っている。
あまりにも健気で胸がキュンと

「わかりましたよ。レダ」とフリスビーを受け取ろうとするとわざと咥えて離さない。
レダと綱引き?全身全霊で遊んでるよ。このワンコ・・・・

友人は「あはっは。レダにもマギーにも好かれてるよね」と笑う。
確かに・・・犬と猫とマエルには慕ってもらっている。ウチに帰れば爺さんもだ。

朝ヨガの時間・・・・
レダがしつこいのでフリスビーはマットの下に隠した。
足を組んで呼吸を整える。
友人の指導のもと、色々なポーズをとる。
目を閉じて大気を吸う
マットが激しく揺れる
目を開けると鼻息の荒いレダが!

「フリスビー返して!その下に隠してんの知ってるんだから!」
「では太陽に向かって立ちましょう」
友人はインストラクターの様に次の呼吸を指導してくれていた。
「はい。では右の鼻を左の指で押さえて~~そうです。 大きく大きく・・・息を吸いましょう!」
言われた通りに鼻に指を当てて大きく息を吸う。
「ク!ク!臭いっ!!!!」
私の指はレダの歓喜のヨダレでとんでもない臭いだったのだ。
その指でわざわざ片方の鼻の穴を押さえて深呼吸したのだから堪ったものじゃない。
友人は「どおりで私も臭いと思ったのよ~あはははは」と笑っている。
草原から眺めた山々は紅葉を迎えていた。

リヨンの街の色
- Posted at 2012.11.23
- l旅日記

フランスは紫色の国だった。
街の至る所に様々な紫を使っている。
例えば券売機

子供服にも紫
食器も紫

紫族なら街を歩くだけで嬉しくてクラクラしてしまう。これは古い建物に差し色の様に使っているから素敵なのだと思った。
そう。差し色。
灰色や古めかしいニュアンスの中に、ある色彩を活かす。







ビビットな差し色ばかり御紹介したけど、ベージュの建物に漆黒のカフェも素敵でした。

こちらはマック。街の雰囲気を壊さない様に溶け込んだ感じもいい。

ふと見上げた街角がこんなです。普通に・・・

ラッピングをディスプレイしたこのお店はハムやベーコンやお惣菜の店。
まさか肉屋とは思わない。

メレンゲの飾り方も無造作なんだけど、お店の色と溶け込んで可愛い


果物のお店

林檎も小ぶりでとても可愛い。
リヨン空港でストールをさらりと巻いた女性が、待ち時間に新聞を広げながら小ぶりの林檎をかじっていた。
その場面がさりげなく、絵になっていた。
日本なら・・・・
日本の林檎はデカイ!
デッカイ林檎をかじると歯茎から血が出る。
あんなに大きな林檎を持ったオバサンが駅のベンチでかじりながら血を垂らしてたら・・・・・・
・・・・それは怖い・・・・・

そしていよいよボタン屋さんへ
- Posted at 2012.11.22
- l旅日記
そしてリヨンへ その4
- Posted at 2012.11.22
- l旅日記

リヨンの箱根登山鉄道に乗って名所の寺院と見晴らし台に向かう。
蔦の紅葉が何とも美しいグラデーションに。


石造りの壁にビビットな椅子の配置がお洒落。

これがリヨンの箱根登山鉄道。
まさにあの感じで上って行く。

寺院




たぶん有名な司祭の彫像なのだろう。画像を撮らなかったのが残念だけど「羊たちの沈黙」のレクター博士に良く似ていた。キモ!

見晴らし台は曇っていたので面白くないから画像はパス。
この遺跡は2000年前の住居跡。
やがてペストが大流行して大勢の人が亡くなり、追われるように下に移動して行ったようです。

現在はここを野外劇場として使っています。
リチャードが社会科の先生みたいに丁寧に詳しく歴史を教えてくれました。
その後はElikoの日本人の友達(フランス在住)がお薦めしてくれたリヨンの美味しい「食堂」へ。
いわゆる観光客向けではない地元の人が美味しいと言う店です。


ここの食堂のトイレで、赤っ恥かきました。
用を足してから・・・水を流す場所が分からない!かなりうろたえて・・・結局は店のおばちゃんを呼んでSOS!
そのおばちゃんがこちらの方。気さくなおばちゃんで良かったぁ!

ランチはコースで超お手頃価格。
私が選んだサラダはズバリ!「リヨンサラダ」。地の名前が付いていれば間違いない!と踏んで・・・・
ポーチドエッグとカリカリベーコンに、カリカリクルトンのサラダが出てきた。

「美味しそう!」とパクつくと・・・このカリカリクルトンが、ガリガリに固い。
バターでこんがり揚げてて香ばしいんだけど・・・・・
オバサンは歯茎が血だらけになるよ。


リチャードが選んでくれた赤ワイン、とても美味しい!
メインは子羊のソテー。
とろけるように柔らかくて美味しい。

デザートはリヨンの名物タルトと珈琲
紙製のテーブルクロスにフランスの地図をわかりやすく書いて説明するリチャード。
私は昔から日本地図も書けない。自分の国を語るのは大切な事なのだ。
リチャードはホントに社会科の先生みたいだった。明るくお茶目で楽しいフランス人。

店を出て、リチャードとここでお別れをした。
[ありがとうリチャード]
オバサンは2度と無いチャンスだと思って素早く腕を掴んだ。
ヤダね!オバサンって。

そしてリヨンへ その3
- Posted at 2012.11.22
- l旅日記
そしてリヨンへ その2
- Posted at 2012.11.22
- l旅日記

リヨン駅のホームにはGuiのお友達のリチャードが迎えに来てくれた。
彼は本日、仕事を休んで観光案内を引き受けてくれた次第。GuiやElikoの日頃からの友達付き合いの良さをここで垣間見る。
お互いが持ちつ持たれつの素敵な関係なんだな。
まずは市電(路面電車)に乗って・・・・

古い街並みの中を走る市電の中で私は(わあ!)とか(おお!!)とか声を出しながらカメラを握りしめていたと思う。
建物がレトロなのだ。
電車を降りるとローヌ川とソーヌ川を眺めながら市街に向かう。

セーヌ川じゃないけど、フランスの川のほとりを歩く自分にウットリしている。
頭の中でダーバダ

なんだかわからないけどアランドロンが歌うように私に囁きかけている・・・・ような気もした。

あんなに行きたかったフランスを今、自分が歩いているのだ・・・と思うだけで妄想と幻聴が私を包む。

街にはこの様にレンタサイクルがいたる所に設置されている。(少し正気に戻ったらしい)


そしてリヨンへ その1
- Posted at 2012.11.22
- l旅日記
Elikoの作るアクセサリー
- Posted at 2012.11.15
- lアクセサリー

ネックレス・ブレス・ピアスのセット
革紐の色使いとビーズの組み合わせが素敵。

リヨンの空港に迎えに来てくれた時に、ラベンダー色のカーディガンの彼女の耳元でこのピアスが揺れているのを見て素敵

いつも思うのはアクセサリーってその人の雰囲気その物なんだな・・・・って事。
お気に入りの色の服と合わせた時に、アクセサリーはキラリ


平置きなのでわからないけれど、彼女の特徴は「流れるライン」

これは以前、ママにプレゼントしたピアス。
友人の超お気に入りです。
着けた時に「零れ落ちるような」デザイン。

今回、ママの誕生日にと作っていたのがこちら。
ネックレスもピアスもさりげない色合いで(これは友人の好みの雰囲気)身に着けると流れるラインが素晴らしい作品です。
これは彼女がとても素晴らしいお花のアーティストと出会って、志願して飛び込んだお花の仕事で学んだ事の様です。
確かにフラワーアレンジメントの世界では「流れる様な」「零れる様な」作品を良く見ます。
恵比寿のお教室に1回だけ参加してその数日後にフランスに行った彼女。
本当は今回の滞在でチャーム留め位は教えてあげたかったけど・・・・今はマエ太もいてバタバタ。
取り合えずメガネ留めと9ピン曲げが出来ればこういう作品が生み出せると言う例を御紹介しました。
でも一番大切なのは「感性」
そして作りたい!形にしたい!こんなの着けてみたい!の気持ちが大事です。
ところでこの記事を書いたのにはワケがあります。
アクリルのシェルもこのリボンもメッチャ可愛い

フランスの田舎でどうやってこんな材料を手に入れるのか知りたかったのです。
もちろんネットも利用してるけど「リヨンにあるボタン屋さん!」との事。
本当はパリに行ってビーズ類を探し、パリの「ドログリー」に行きたかった話をしました。
Elikoはドログリーを知らないと言う。
そうかぁ・・・・・
やっぱりパリに行かないとそういう店は見れないのね・・・・
さていよいよリヨンに行きます。
Elikoのエプロンも素敵なのでこんなエプロンと、お勧めのボタン屋さんでリボンを探しに・・・・・

そしてリヨンで興奮し過ぎて鼻血が出そうな一日を送る事に・・・・・続く
フランスの郵便配達人
- Posted at 2012.11.14
- l旅日記
収穫
- Posted at 2012.11.13
- l旅日記

本日も夏日だ!ジリジリジリ・・・・・
ダウンジャケットとセーターが恨めしい。
「今日はジャガイモ掘り起こさないと・・・・皆で畑に収穫に行こう!」
と言う事で、エプロンを借りてにわか農家のおばさんです。

ここがElikoの家庭菜園

村のおばあちゃん達に教えてもらいながら作った畑。

「ママ達、ここに長ネギ埋まってるから踏まないでね」 「はーい!」

Elikoは大したものだ・・・・。
子育てしながら、野菜を作って収穫もしている。
そう言えば、夏のブログで(沢山収穫したインゲンを冷凍保存した)と言う記事を読んだ。




ジャガイモはごろごろと面白いように収穫出来た。

それからElikoはトラクターにドッサリと野菜を積んで「ママとmakoさんはゆっくり散歩でもしながら帰って来てね」と言い残し、颯爽と走り去った。カッコいいぜ!Eliko


それからクワを肩におばさん達はのんびり散歩をした。

夜、メゾンに帰る時に「グエッ・グエ」と言う声がするのは、この子達だったのか・・・・

小さな池をしばし眺めて、またゆっくりと歩き出す。

山々は紅葉が美しい時期だった。
おばさん二人組はちんたらちんたら歩きながら家路に着いた。
家の前には働き者のElikoがすでに土を落として収穫したジャガイモや野菜を干していた。


マーケット
- Posted at 2012.11.13
- l旅日記

ここはフランスの田舎だし、お土産を買うならマーケットで・・・・と言う事でElikoに車でマーケットに連れて行ってもらった。
料理を作る事が好きな人にはその国の市場やマーケットはかなり面白いと思う。


秋の木の子類はこういう売り方

栗やクルミも

何と言っても圧巻なのはチーズ売り場
画面に入りきれなかったけど両サイドの端から端までズラーリ!!!チーズ・チーズ・チーズ

牛乳は常温保存タイプが床の上に積み上げられて。

そして・・・・一番衝撃だったのがレジ。

客はカゴから自分でセッセとベルトコンベアーに自分で並べる。
全部出したら、ここまでが自分の買い物!という仕切り板を置いて、急いで向こう側に走り持参したエコバッグに自分でどんどん詰めてゆく。
レジのおばさんはただ座ってスキャンしているだけ。
袋詰めなんてしてくれない。
おっと!お会計も急がなくちゃいけない!
客はゼェゼェしながらこうして買い物をするのが当たり前。

日本のス-パーのレジ係はなんて素晴らしいのだ

生モノは別のポリ袋に入れて、割れモノは紙に巻いて、瞬時に用意してくれるあの動きはここには無い。
氷も無い。
ポリ袋も無い。
そして・・・・マーケットで噂のフランストイレを経験した。

便座が無い。
ど・ど・どうすんの!?!?!・
ジョエルさんの家で
- Posted at 2012.11.13
- l旅日記
農業祭でGuiの牧場仲間のジョエルさんから「帰りにウチでお茶していかない?」と御誘いを受けたのでお邪魔しました。
まだロバンス夫妻のお家に行く数日前の事。
初めてのお呼ばれにワクワク
ドキドキ。
窓辺や花が可愛い

軒先の花

いつもニコニコのジョエルさん(ちなみに独身)とGuiの家の子犬(ハロウィン)の兄弟

お家の横の家庭菜園を案内してくれて。
ここで沢山のフランボワーズを見せて頂く。

アンティークな家具がごく普通に使いこまれていて素敵です。

こちらのキッチンも木の温もりが感じられて・・・・・

間もなく猟に出ていたお兄さんや友人達、甥とその友達が一斉に帰ってきてとても賑やかに・・・
まずここでフランスの御挨拶を初・実践。
ヒゲ面のおっさんとも両方のほっぺを合せて「ボンジュール」(い・痛!)
ヒゲ突き刺さったし・・・。
そこへジョエルさんがいれたてのコーヒーをカップに注ぎに回り、お砂糖たっぷり焼き菓子をテーブルに置くその瞬間に私はある物体を見た。
ハエの死骸が数匹テーブルに落ちていた。その上に無造作に皿を置く。
誰もそんなものは気にしない。
黒くてデッカイハエは透明扱いらしい。
郷に入らば郷に従え
あのハエは・・・見えない事にするのだ。頑張って見えなかった事に・・・・いや赤いハエ叩きもテーブルだ。
今、ズシリと大きなお皿をハエの上に置いたよな。
ジョエルさんは相変わらずニコニコと焼き菓子を勧めて下さる。(まっ,お皿の上のお菓子だから気にしない気にしない。)「美味しい!!!」
お砂糖たっぷりなのに、これがしつこく無くてメチャ美味いのだ。
・・・・とマエ太がハエ叩きを手にして遊び出した。
さすがに隣にいた友人が「ハエ叩き!」と声を出す。
抱っこしているGuiは動じない。
友人はもう落ち着かない。ハンカチをギュっと握りしめ「マエルが・マエルが・・・」と言い始めていた。
しかし、マエ太がハエ叩きを舐めようがフランス人一同、誰も気にしない。
猟の話や何やら大人達は話に夢中だ。
Elikoはお菓子をパクついている。
うろたえる友人
何だか可笑しくて笑ってしまった。
小さな事には動じないで生きてゆく事が大切なのかもしれない・・・とフランス家庭でのティータイムで悟った私。

ドアも素敵
風見鶏


こうしてジョエルさんの家で楽しい時間を過ごして私達はGuiとElikoの車に乗った。
帰り道で見たGuiの羊達
カランコロンと小さな鐘の音が響く

もう夜の時間だけど夕暮れの様な風景



こんな雄大な大自然に包まれていると「小っさいハエがどうしたよ」と思えてきた。
まだロバンス夫妻のお家に行く数日前の事。
初めてのお呼ばれにワクワク

窓辺や花が可愛い

軒先の花

いつもニコニコのジョエルさん(ちなみに独身)とGuiの家の子犬(ハロウィン)の兄弟

お家の横の家庭菜園を案内してくれて。
ここで沢山のフランボワーズを見せて頂く。

アンティークな家具がごく普通に使いこまれていて素敵です。

こちらのキッチンも木の温もりが感じられて・・・・・

間もなく猟に出ていたお兄さんや友人達、甥とその友達が一斉に帰ってきてとても賑やかに・・・
まずここでフランスの御挨拶を初・実践。
ヒゲ面のおっさんとも両方のほっぺを合せて「ボンジュール」(い・痛!)
ヒゲ突き刺さったし・・・。

そこへジョエルさんがいれたてのコーヒーをカップに注ぎに回り、お砂糖たっぷり焼き菓子をテーブルに置くその瞬間に私はある物体を見た。
ハエの死骸が数匹テーブルに落ちていた。その上に無造作に皿を置く。
誰もそんなものは気にしない。
黒くてデッカイハエは透明扱いらしい。
郷に入らば郷に従え
あのハエは・・・見えない事にするのだ。頑張って見えなかった事に・・・・いや赤いハエ叩きもテーブルだ。
今、ズシリと大きなお皿をハエの上に置いたよな。
ジョエルさんは相変わらずニコニコと焼き菓子を勧めて下さる。(まっ,お皿の上のお菓子だから気にしない気にしない。)「美味しい!!!」
お砂糖たっぷりなのに、これがしつこく無くてメチャ美味いのだ。
・・・・とマエ太がハエ叩きを手にして遊び出した。
さすがに隣にいた友人が「ハエ叩き!」と声を出す。
抱っこしているGuiは動じない。
友人はもう落ち着かない。ハンカチをギュっと握りしめ「マエルが・マエルが・・・」と言い始めていた。
しかし、マエ太がハエ叩きを舐めようがフランス人一同、誰も気にしない。
猟の話や何やら大人達は話に夢中だ。
Elikoはお菓子をパクついている。
うろたえる友人
何だか可笑しくて笑ってしまった。
小さな事には動じないで生きてゆく事が大切なのかもしれない・・・とフランス家庭でのティータイムで悟った私。

ドアも素敵

風見鶏


こうしてジョエルさんの家で楽しい時間を過ごして私達はGuiとElikoの車に乗った。
帰り道で見たGuiの羊達
カランコロンと小さな鐘の音が響く

もう夜の時間だけど夕暮れの様な風景



こんな雄大な大自然に包まれていると「小っさいハエがどうしたよ」と思えてきた。
農業祭
- Posted at 2012.11.13
- l旅日記
フランスの小さな村で迎えた土曜日の午後。
「農業祭」に連れて行ってもらいました。

酪農や農業に携わる人々の出店を中心に、衣類やおもちゃ屋さん・椅子の張替え屋さん・ちょっとしたアンティークショップもあって、まさにお祭り。



鶏やウサギも。(食用だったのかな)

石鹸?と思ったらチーズ。

チーズ・チーズ・チーズ

カラフルなグミ

ハーブ屋さん

まるでポプリの様な色と香りのハーブティーに、夢心地になって動けなくなったお店。

彼女達が無農薬でハーブを育てて、それぞれの効能を活かしたブレンドにして販売。生産者が直接、販売しているフランスハーブティーなんてまず巡り合えない。
Elikoに相談してここでお薦めのハーブティーをお土産に選んだ。

ハーブを煮詰めたシロップも各種、試飲させていただく。
ここであの憎きオルチのシロップを飲み干す。まるでゴボウの味に驚く・・・・

フランスのレース素敵だったな。買っておけばよかった・・・・

出店の一番奥にはこの日の為に手入れされた牛達が出番を待つ。
これから牛のコンテストが開かれるのだ。(さすが農業祭)

この時・・・私は思い出していた。
「せんせーはパリに行くべきよ。パリの雰囲気を感じて是非ともせんせーの感性に活かすべき!」
沢山の皆さまにそう囁かれた事を・・・・・
今、私はフランスで牛のコンテストを柵越しに見ている。
牛達は一頭、一頭、縄を引かれてコンテスト会場をねり歩く。ボタリと脱糞する牛・・・
これも人生なのだ・・・・・・
秋空だった。
この父と息子の後姿がすごくいい!そう感じて一枚を撮る。

牧場を営むGuiには「美人コンテスト」と同じなのだ。
「牛のフランス美人コンテスト」
ここに集まる人々は穏やかに和やかにそして関心を持って牛を見つめている。
後ろを振り返るとそこにいたフランス猫。カフェラテ色だった。

この鉄の門が素敵

・・・そう感じてシャッターを押す。
それを見ていた首から一眼レフを下げた地元新聞記者のおじさんが「もっと良く撮れる場所があるから案内するよ」と言って大きく回り道しながらこの門の中に連れて行ってくれた。
・・・ああ・・・おじさん。ここはただの中庭よ・・・・
私はあの鉄の門を撮っていたけど中庭は別に・・・と心の中で呟きながらも裏木戸で待ってくれるおじさんの手前、一生懸命、中庭の写真を撮った。

ああこれも人生・・・
フランス人のおじさんはとても親切だった。
と、日本人のオバサンは思うのだ。
今日の一日は「フランス蚤の市」に行った事にしよう。
アンティークなお店では確かにビスクドールも見たし「ジャポネ」のカエルの置物も見た。
「食」と「趣味」両方を楽しめた時間。
市場とか路地裏マーケット好きな私にはこういう地元の食のお祭りがかなり面白かったのは言うまでもない。
「農業祭」に連れて行ってもらいました。

酪農や農業に携わる人々の出店を中心に、衣類やおもちゃ屋さん・椅子の張替え屋さん・ちょっとしたアンティークショップもあって、まさにお祭り。



鶏やウサギも。(食用だったのかな)

石鹸?と思ったらチーズ。

チーズ・チーズ・チーズ

カラフルなグミ

ハーブ屋さん

まるでポプリの様な色と香りのハーブティーに、夢心地になって動けなくなったお店。

彼女達が無農薬でハーブを育てて、それぞれの効能を活かしたブレンドにして販売。生産者が直接、販売しているフランスハーブティーなんてまず巡り合えない。
Elikoに相談してここでお薦めのハーブティーをお土産に選んだ。

ハーブを煮詰めたシロップも各種、試飲させていただく。
ここであの憎きオルチのシロップを飲み干す。まるでゴボウの味に驚く・・・・

フランスのレース素敵だったな。買っておけばよかった・・・・

出店の一番奥にはこの日の為に手入れされた牛達が出番を待つ。
これから牛のコンテストが開かれるのだ。(さすが農業祭)

この時・・・私は思い出していた。
「せんせーはパリに行くべきよ。パリの雰囲気を感じて是非ともせんせーの感性に活かすべき!」
沢山の皆さまにそう囁かれた事を・・・・・
今、私はフランスで牛のコンテストを柵越しに見ている。
牛達は一頭、一頭、縄を引かれてコンテスト会場をねり歩く。ボタリと脱糞する牛・・・
これも人生なのだ・・・・・・
秋空だった。
この父と息子の後姿がすごくいい!そう感じて一枚を撮る。

牧場を営むGuiには「美人コンテスト」と同じなのだ。
「牛のフランス美人コンテスト」
ここに集まる人々は穏やかに和やかにそして関心を持って牛を見つめている。
後ろを振り返るとそこにいたフランス猫。カフェラテ色だった。

この鉄の門が素敵


・・・そう感じてシャッターを押す。
それを見ていた首から一眼レフを下げた地元新聞記者のおじさんが「もっと良く撮れる場所があるから案内するよ」と言って大きく回り道しながらこの門の中に連れて行ってくれた。
・・・ああ・・・おじさん。ここはただの中庭よ・・・・
私はあの鉄の門を撮っていたけど中庭は別に・・・と心の中で呟きながらも裏木戸で待ってくれるおじさんの手前、一生懸命、中庭の写真を撮った。

ああこれも人生・・・
フランス人のおじさんはとても親切だった。
と、日本人のオバサンは思うのだ。
今日の一日は「フランス蚤の市」に行った事にしよう。
アンティークなお店では確かにビスクドールも見たし「ジャポネ」のカエルの置物も見た。
「食」と「趣味」両方を楽しめた時間。
市場とか路地裏マーケット好きな私にはこういう地元の食のお祭りがかなり面白かったのは言うまでもない。
マエルはマエ太
- Posted at 2012.11.09
- l旅日記

マエルです。

今回の旅で楽しみにしていたマエルとの御対面。
友人には初孫であり、女の子を二人育てた彼女にとっては初めての男の子でもあるのでただただマエルに会いたくてフランスに来たと言う次第です。
そんな彼女にくっついて行った私も実はマエルに会いたくて会いたくて・・・・
この笑顔に忘れていた母性がキュン

まるで二人のばあちゃんがやって来たみたいな騒ぎです。(笑)
友人は「今の内に日本語がわかるようにする!」と童謡やら日本語の声の出る玩具、絵本などなど・・・・バーバの想い満載で行きました。良く分かるなあ・・・・・。
この手で抱きしめて頬ずりしてうんと可愛がりたいその一心で。
こうやって沐浴も手伝いたかったのだろう。


「マエル」は「マエたん」になりやがて「マエ太」になって行った。
フランス人ハーフの「マエ太」
超イケメンになる事間違いなし


ロバンス夫妻の家 2
- Posted at 2012.11.09
- l旅日記

私達はキッチンと小さなダイニングの部屋から階段を下りた居間に案内された。

そこには素敵なストーブが・・・・・

次の階段を上がると書斎に寝室。
この頃になるとカメラのカードリーダーが目一杯となり画像を捨てながら撮るという非常事態に。
(レッスンの翌日にバタバタと旅支度したのでカメラのカードを買い忘れていた)
おじいちゃんは「このベッドカバーは中国の刺繍だよ」とこれまた素晴らしい繊細な刺繍を見せて下さる。
部屋の片隅の一つ一つが、絵になるこの感覚(センス)にこのお家のおばあちゃん、タダ者では無いと感じていた。普通のおばあちゃんなのにインテリアの達人。



バルコニーから見た景色

窓辺にも物語を感じて・・・・


迷路の様に階段を上ったり下りたりしながら最後に私達は来客用のお部屋「ゲストルーム」に案内された。
おじいちゃんは何やらベルの話をしているようだった。


この部屋は印象的な赤で構成されている。

ドールハウスに見えるけど本当にこういうお部屋です。

ベッドカバーもカーテンも赤でまとめていました。
ロバンス夫妻とマエルと友人と。

それから最初のキッチンと小さなダイニングのお部屋に戻って、更に奥のお部屋に案内をしてもらう。
おばあちゃんは自分でペイントした壁やステンシルを見せてくれる。
「ここにはね、作ったジャムなどをしまっているの」


この収納・・・・「可愛い

私の山形の母は作ったジャムを段ボールに詰めて押入れだからね。味気ないにもほどがある!

おじいちゃんは嬉しそうに家系図を持ち出して説明をし始めた。
この家はおじいちゃんの、おばあちゃんが生まれた家だと言う。
一体どの位経っているのだろう・・・・・
ロバンスさんが86歳らしいからかなりの年月を経過しているはず。
床を張り直したり、壁を塗ったり、自分たちでコツコツとメンテナンスしながら家を大切にする。
「私達がいなくなったらこの家は子供達に引き継ぐの」そう言っていた。
おばあちゃんがオレンジのワインをグラスに注いで下さった。
オレンジの香りが爽やかなリキュール。
これにビスキュイを浸して食べると信じられない美味しさだった。

村は静かに夕暮れを迎えている。
フランスの村に滞在したからこそ、こんな体験もさせてもらえたんだなぁ・・・・
Elikoに心から感謝します。
まるでロバンスさんの言ってる事をさも理解しているように書いているけど実はElikoの通訳が無ければちんぷんかんぷんなのだ。
Elikoはフランスの田舎で村人や色々な方々と自然体で接しながらこの国に馴染んで暮らしていた。
そしてこの異国で母にもなった。

(紫族のEliko初登場)
ロバンス夫妻の家
- Posted at 2012.11.06
- l旅日記

ここはロバンス夫妻の家です。
Elikoが「たぶんARMIX村で一番素敵なお家

胸が高鳴った・・・・・・
これまでもフランスの田舎の家の本やインテリアのページを憧れて見てきた私。
思いもかけず本物を見せてもらえるなんて・・・・・
86歳の老夫婦が住むお宅はどんな感じ?と歩いて来てその家の外観に・・・・鼻血が出そうなほど興奮した。
「可愛い

石と煉瓦造りの外壁に這わせた葡萄の蔓がバルコニーにも絡んで絵葉書を見ているようだ

温かく出迎えて下さった御夫妻とフランス風に御挨拶。(ほっぺを合わせてボンジュール)
「まあ、ようこそ。さあどうぞどうぞ」(言葉はわからないがきっとそう言ってくれていた)

家の左側を回り込んで行くとこちらがキッチンとリビングにつながる入口に・・・・
「可愛い

オバサンのどこからあの声が出るのだろう。


キッチン(まるでカントリー雑貨のお店のようです)


特に気になったこれ・・・何だと思いますか?

オーブンでした。
左の扉を開けると薪を焚く場所。右側ではパイを焼いたり、こんがりと焦げ目をつけるお料理に。
たぶん上ではコトコトとシチューを煮たり出来るのではないでしょうか。
「このキッチンの雰囲気を壊さないようなデザインのオーブンを探したの。だからこれだけは古い物じゃないのよ。」おばあちゃんはニコニコとそう言っているように聞こえた。
それにしても何て素敵なオーブン

続く
黒猫のマギー
- Posted at 2012.11.01
- l旅日記

黒猫のマギーはこの家のニャンコだけど自由に気ままに暮らしている。
積み上げた干し草の上でお昼寝をしたり野原を散歩したり・・・・
マギーの特徴はしっぽがふんわり膨らんでいる。
もう1匹の黒猫はシャッツ。(大きいツは発音していなかったように聞こえた。たぶんcatと書いてフランス風に発音するとシャッ?かな。)
この子は胸に白い★模様でしっぽは普通。
この2匹、実は仲が悪い。
どちらかが先に私の足元にやって来て喧嘩になる。
どうやら私は黒猫達のお友達になっていたようだ。
こうして外のテーブルで制作をしているとマギーが足元にやって来る。
「マギー、今日も暑いねぇ。」
「ゴロゴロゴロ・・・」
頭と喉元を撫でるとマギーは気持ちよさそうに目を閉じる。

野原の前で猫と日向ぼっこをしながら制作だなんて・・・・・幸せすぎる

と思っていたらマギーが得意げに何かをくわえて足早にやって来た。
ポイ!
私の足元に置かれたのは半殺しにされたネズミだった。
友達(私)に自慢っすかぁ~?勘弁して下さい!!!!!

ヒクヒクすると噛んだり爪を立てて、もて遊ぶマギー。
「気持ちが集中しないから何処かに持って行って!」
瀕死のネズミはそれでも逃げようとするがマギーはそれを許さない。

私は落ち着かなくなって立ちあがる。
ネズミは私の座っていた椅子の右側に逃げ込んだ。
マギーは再びネズミを追ってもて遊ぶ。
気持ちを落ち着かせて(集中!集中!)
作業を続行した。
何とか夕方前に完成する。
Elikoが玄関先でしっぽがちょん切れたネズミが死んでいたと言った。
メゾン
- Posted at 2012.11.01
- l旅日記

GuiとElikoが私達の為に近所のメゾンを借りてくれていた。
食事とお風呂は彼らの家で、寝る時だけここに移動した。
向かって右側の若草色のドアの家
この村は別荘として使っている人たちもいて、私達に提供してくれたらしい。

花屋で見るニゲラが雑草のように咲いている。

このお宅のキッチンも可愛い。
しかし・・・・これからが水漏れとの闘いの始まりだった。
トイレを使う度、洗面所もトイレも水浸し。
拭いても拭いても翌日には「きゃあ!!!!」だった。
その度に仕事の合間を縫って後始末をするGui。遂には元栓を絞めてトイレは1日1回限り流せるようにしたので、一人が使ったら後は流せない緊張が続いた。
「避難所生活の人たちはこんなもんじゃなかったよね」
トイレが近いお年頃の私達は夜中になると互いを労り合った。
そして自分は心に命じた。
(間違ってもおっきい方は出来ない!彼女にもGuiにもそんなもんを御披露目出来ないじゃないか)
忍耐・努力・根性!
これはいつでも何処でも続くのだ。