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山形日記  その2 (蜜ろうキャンドル)

両親が山形に移住したのが20年前。


間もなく父が「蜜ろうキャンドル」の話をしていたけれど行きたいと思っていてもそれが何処なのかもわからず
いつか・・・いつか・・・と思って年月が経っていた。



今回は初めての試みとして他に宿泊先を予約した。
年老いた母に少しでも負担をかけまいとしての事。

そのホテルに向かう途中の山の中腹に蜜ろうキャンドルの工房を見つけた。
雪の季節は営業しないらしく折しも車で通ったその日から土日のみのOPENだった。



「20年前からここに来たかったんです。」

移住して来た両親や果物園をしている妹家族の事は良く御存知の様子だった。
翌日に家族での蜜ろうキャンドル作りの予約をする。(予約制)




看板2


雰囲気のある看板にときめく
看板



そして店内
店内13




古いオルガン
店内12




店内11



ほとんどが廃校になった小学校から譲り受けた家具だとの事
店内9



リースとキャンドルホルダー
店内2




店内1




店内5




店内




店内6



なんて言ったらいいのだろう。
ここには宮沢賢治の世界が漂っている気がした。



店内7



店内8



店内4



私達は2階に案内される。




それから工房の主の安藤さんが他のハチの巣を見せての説明。
これは樹皮を噛んでハチが作った巣なので昔は紙などにも使われたらしい。
ハチの巣



巨大スズメバチの標本。こんなのに襲われたら………
スズメバチ





ミツバチの巣。つまり蜜ろうそく。
芯材を通して火を灯せばこれがロウソクの始まりだった事が良く分かる。
最初のろうそく



安藤さんはスライドで理科の時間の様にミツバチの説明をして下さる。
ミツバチは蜜を蓄えられる防水性の巣を作る為に、腹部(しましま部分)からロウを分泌し巣の材料とするんだって!それが蜜ろう。「へぇ~」
スライド




ろうを分泌する為には10倍のハチミツを食べなきゃならないそうで、一匹のミツバチが生涯で集められる蜂蜜の量はスプーン一杯分との事。
今日、私達が作るロウソクは一人分が約100グラムなので1キロ分のハチミツって事。
ミツバチ達どれだけの労力分なのだろうと考える。


ハチミツは花粉の色でオレンジ色だったり黄色だったりするらしい。

ここの蜜ろうは香料や着色は一切しない、新鮮で純度の高い綺麗なもの。



今回の体験会では蜜ろうを湯煎して粘土のように軟らかくして形成する。
準備






ここからはベテラン安藤さんのプロの技を御紹介。


プロ8  プロ4  プロ5  プロ3  プロ2  プロ1  



ちゃちゃっと美しい円錐形とツイストキャンドルを作って下さいました。



素人がやってみるとこうはいかない。
練り過ぎて空気が入りこむとオレンジのハチミツ色が薄い黄色になってしまい、まだら模様に。




私は木の枝風と薔薇を。
キャンドル2




そして母・私・娘・子猿1号・の親子四世代の作品群が並べられて、安藤さんがバーナーで仕上げのお化粧をしてくれる。その後、指でこするとピカピカに。
キャンドル



とても楽しいひと時でした。
皆で子供に返って無心にキャンドル作り。



制作中にカメムシ(触ると威嚇して臭いを放つ虫)が飛んで来るとエコでナチュラリストの安藤さんはペットボトルを改良したカメムシ取り器で捕獲しては窓の外に逃がしていた。



殺生家族の両親はカメムシを絶対に許さない。必ず殺す。





後日「ハチ蜜の森キャンドル」のホームページを見て、ああ…やっぱり安藤さんは心優しくて素敵
な方なんだと心からそう感じた。




リンクさせて頂いたホームページのプロフィールの(ポリシー)を開くとそこにはこんな文章が書かれている。




私の仕事


私は「伝燈業」を営んでおります。
森が「優しさ」を人に放つ為のお手伝いをする者です。
ですから、私が蜜ろうそくの主ではありません。主は森です。自然です。

森の樹々や草々は大地から神聖な水や養分を受け取り体内加工して甘い蜜を作り花を咲かせます。
ミツバチは神聖なハチミツを受け取り、体内加工して蜜ろうを作ります。
私は神聖な蜜ろうを受け取り、小さな工場(こうば)でこつこつと蜜ろうそくを作ります。

私はこの灯りの魅力を損なうことなく汚すことなく、多くの人に伝えることを日々努力しています。
樹々や草々やミツバチと同じでそれが私と森との間に交わされた契約だと信じています。

特に聖夜までの3カ月間、私はとても忙しい季節を過ごします。
やりたい事も出来ずに朝から深夜まで働き続けます。
「伝われ 伝われ」と願いを込めて作り続けます。
正直、辛いと思う事もありますが身体が一人で働いてしまうのです。
実は嬉しいのです。

神聖な蜜ろうそくを灯して下さった人は優しさに満ちた夜を過ごす事が出来るでしょう。
その神聖な優しさで何かを作って、誰かに渡してくれるといいなと思っています。
私は森の「伝燈使」です。
良く考えると私も自然でした。

ハチ蜜の森キャンドル
     安藤竜二








惚れた・・・・
あちゃ!タッキーはどうすんの?


そして・・・どこかで通じるものを感じていた。
「幸せな気持ち」を手渡す為の使命感みたいなところかもしれない。



殺生家族の中で育った私は、だからこそ心優しい森の伝燈使の生き方に惹かれるのだと思った。
毎週末、ハチ蜜の森キャンドルに通いたい・・・そんな気持ちにしてくれる。






追記
ハチ蜜の森キャンドルではホームページから、蜜ろうキャンドルが御購入出来ます。
純粋な蜜ろうだけでコツコツ制作されてるキャンドルは色々な雑誌にも紹介されていました。

どの蜜ろうキャンドルも素敵ですがカヌレ型が人気みたいです。
しずく型も可愛い。


炎が優しい色なので眺めているだけで幸せになります。
当ブログの右側、「リンク」の中の「ハチ蜜の森キャンドル」をそのままクリックしてみて下さい。
ハチ蜜の森にすぐ飛んでゆけます。



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プロフィール

mako

Author:mako
その昔、木馬館というCafeをやっていました。

天然石ビーズのお店でジュエリースクール講師を務めてからその後独立。日夜「大人の女性の為のアクセサリー作り」を考えて暮らしてます。
家族は宇宙人の哲爺。

「ねむの木のテラスから」こちらはアクセサリー発信のお教室ブログです。
どうぞ遊びにいらしてくださいね。

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