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ラピダリー安曇野

石
 

行き当たりばったりで旅の思い出になる石を拾ってはいなかった。(家には色々あったのに・・・)


どうやら午前の予約は私達だけ。
御主人の曲淵さんは工房の石から選んで良いと言う。
見覚えのある石の原石がズラリと並んでいた。
石の硬度で作業時間はまちまち。
フローライトが美しいグリーンだったけど弱いのであきらめる。
哲爺にはラブラドライトを勧めた。
私は部分的にメノウ質の模様が出そうなベージュ系の石を選ぶ。(岐阜産の玉髄入り流紋岩)
次は形を決める。
オーバルやドロップ等の型から選び鉛筆で輪郭をなぞる。


曲淵さんは水滴の落ちるギザギザの回転刃でそれを巧みにカットしてゆく。
石がまるで果物の皮を剥く様に簡単にスライスされたり形通りに切られてゆく様子にヒョエーと感嘆した。

石1

小さくなった石には熱で溶かした合成のヤニで柄をつける。(自分の指を研磨しないように)

いよいよ研磨だ。
一人一台の研磨機に案内されて作業が始まる。

水滴の落ちる仕組みの回転研磨機(まるでレコード盤)には荒いヤスリの400番からスタート。
形を整えながら800番、1200番、1600番、2000番と次第に細かいヤスリに替えながら丁寧に研磨する。

石2


石9

丁寧に指導してくれる曲淵さん・・・ウソです。なぜか強制参加の哲爺の作業風景。
石11

なかなかいい感じに・・・・
石10



仕上げはシープスキン。羊の革でつや出しする。
石7


最後にヒートンを差し込む為の穴あけを曲淵さんが行う。
やはり水滴の落ちる仕様の超音波の振動で上下する針に研磨剤を塗って慎重に慎重に穴を開ける。
石4

           石5


この作業が一番神経を使うのは誰が見てもわかる。
ここで石に亀裂が入ればこれまでの作業は水の泡。
哲爺のラブラドライトも私のメノウ質の混じった石も見事に成功した。

(右側がスライスされた状態の流紋岩)
石3

        哲爺作・ラブラドライトのキーホルダー
        石12


曲淵さんはかつて神奈川で理科の先生をしていたと言う。
石が好きで好きで何処かでこんな石が出たと聞けば日本全国飛んでいったらしい。

曲淵さん


石の魅力は原石のこんな石ころに?の表面に微量に感じる別の色。
持ち帰ってから切ったり研磨して現れる石の美しさや価値に魅了されるらしい。
それは勘と賭けなのだとか。
石はご存知の通り、何万年と年月をかけて出来るもの。雄大なロマンです。

彼は定年を待ちきれずに退職して安曇野に移住。

こうして大好きな石と向き合い、趣味のバードウォッチングをして楽しい余生を過ごしているようだった。
正午までに終了して欲しいと言われた行き当たりばったり研磨体験。

やがて、あらゆる石を持ってきてくれて面白い話を次々聞かせて下さった。


午後も一組だけの予約で明日も午前、午後と一組しか受け付けない様子。
作業中に頻繁にかかってくる電話にもその姿勢を崩さない。

淡々と、自分の生活を邪魔しない程度に予約を受けているのだ。


今度来る時には思い出の石ころを持参しよう。
哲爺と歩いた海岸に打ち寄せられた石。

それをアクセサリーにするのが次のささやかな夢だ。


アクセサリー工房 ラピダリー安曇野
0263-83-2928 (必ず事前に御予約して下さいね)
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プロフィール

mako

Author:mako
その昔、木馬館というCafeをやっていました。

天然石ビーズのお店でジュエリースクール講師を務めてからその後独立。日夜「大人の女性の為のアクセサリー作り」を考えて暮らしてます。
家族は宇宙人の哲爺。

「ねむの木のテラスから」こちらはアクセサリー発信のお教室ブログです。
どうぞ遊びにいらしてくださいね。

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